診療放射線技師ってなぁに?
画像診断装置(X線、MR、超音波、眼底カメラ等)を駆使し、医療における諸検査を行うとともに、装置の管理と画像診断技術の向上に努めている医療技術職です。
医師の指示に基づいて、診断や治療のために放射線を取り扱う、資格を持ったスペシャリストです。
放射線診療の高度な知識と技術を持つ専門家です。
画像診断装置(X線、MR、超音波、眼底カメラ等)を駆使し、医療における諸検査を行うとともに、装置の管理と画像診断技術の向上に努めている医療技術職です。
医師の指示に基づいて、診断や治療のために放射線を取り扱う、資格を持ったスペシャリストです。
放射線診療の高度な知識と技術を持つ専門家です。
診療放射線技師法にて、人体に害を及ぼす恐れのある診療放射線を照射できるのは、診療放射線技師および医師・歯科医師のみと規定されています。
ただし歯科医師に関しては顎口腔領域の治療及びそれに資する場合を対象とするとされ、口腔癌の予後観察における肺転移可能性排除のための歯科医師による胸部撮影判断を認定した判例などがあります。
医療行為として人体に放射線を照射するため、放射線の物理特性や医療機器の特性の理解、照射する放射線量の最適化、人体への作用・影響の熟知、患者心理の対応等に関する知識を十分に備えた上で行うのが原則であります。
従って、前述の資格を有しない者による人体への放射線照射は違法行為です(業務独占資格)。
文部科学大臣が指定した学校又は、厚生労働大臣が指定した診療放射線技師養成所において、3年以上診療放射線技師として必要な知識及び技能の修習を終えたものが診療放射線技師国家試験の受験資格を得られます。
外国において同等の資格を有するもので、特定の条件を満たすものにも受験資格が与えられます。
診療放射線技師国家試験は毎年1回実施されます。試験科目は以下の14科目で総問題数は200題、合否判定は正解率60%であると言われています。
2004年3月実施の第56回国家試験から以下に示す新しい科目構成となりました。従来の試験に比べて、臨床・医学分野により重点を置くようになり、解剖学、画像の読影、基本的な疾患の病態や検査技術を問う設問が大幅に増加しました。
平成21年の診療放射線技師法施行規則改正により、同年9月1日より試験名称が「診療放射線技師試験」から「診療放射線技師国家試験」と変わりました。
基礎医学大要(30問) | 放射線生物学(10問) | 放射線物理学(10問) |
放射化学(8問) | 医用工学(7問) | 診療画像機器学(20問) |
エックス線撮影技術学(20問) | 診療画像検査学(20問) | 画像工学(5問) |
医用画像情報学(10問) | 放射線計測学(10問) | 核医学検査技術学(20問) |
放射線治療技術学(20問) | 放射線安全管理学(10問) |
※詳細は「診療放射線技師国家試験」を参照
診療放射線技師の各業務に関して、関連する学会や職能団体から認定資格が設けられています。
認定資格は、その資格を所持していないと関連する業務を行うことができないというわけではなく、あくまで、その業務に関して十分な知識・技能を持ち合わせていることの客観的な指標となります。
逆に言うと、診療放射線技師でない者が資格(医学物理士や放射線治療品質管理士など)を取得しても、法律上の規定により診療業務自体に直接携わることはできません。